小さい離島である男木島では、電気・水道・ガスなどのライフラインを島内でまかなうことができないため、本土からの供給に頼らなくてはなりません。自然災害などにより一度この供給が絶たれると、復旧するまで島内では生活がままならなくなってしまうことになります。実際、台風に よる停電も度々生じています。島の外からのエネルギー供給に依存しすぎない生活を考えるため、私たちは島内に存在する資源に着目し、リサーチと実地制作ワークショップを通してモノとエネルギーの自立した自然な循環(エコロジカルフロー)を組み立て直す活動を行っています。また、島での活動を通して、都市での暮らしを見直すことを目指しています。